女性消防吏員のキャリアパスイメージを!研修交流会開催

女性活躍推進、目標は女性消防吏員5%!

2018年11月9日(なんとこの日は119番の日)、ラ・プラス青い森で「あおもり女性消防吏員研修交流会」を開催しました。女性消防吏員をはじめ、県内消防本部の消防士長などの男性職員合わせて50名が参加しました。本事業は青森県消防学校主催で、「消防分野における女性のリーダーシップの推進」「消防本部における女性の活躍を推進するための意識改革や環境整備」の一環として実施しました。地域みらいねっと小山内代表理事が本取組のコーディネーター及び講師を担当しています。

2016年4月に「女性活躍推進法」の完全施行がスタート。これまで、男性の職域といわれる分野においても、女性の活躍が求められるようになりました。消防庁では2016年までに女性消防吏員の割合を5%という目標を掲げ、取り組んでいます。一方、青森県内は現在37名で約1.4%という現状です。いまだに女性消防吏員がいない消防本部もあります。

そのような現状の中、女性消防吏員が働き続けられる職場づくりに向け、「講演やパネルディスカッション、分科会などを通して、必要なリソースを知り、みんなと語り合い共感・共有することで、さまざまなライフイベントが起こっても、主体的に判断、選択して前向きに働き続けることができる。その結果、ライフイベントの有無にかかわらず自分の理想とするキャリアのビジョン(ありたい姿)に近づくためにこれからの具体的ビジョンを描けるようにする」を目的に実施しました。

本事業は、5月から「あおもり女性活躍推進戦略本部」を立ち上げ、小山内代表理事がコーディネーターを務めながら、県内の女性消防吏員のリーダー9名が集まり、2回の会議を開催し、ともに意見を出し合い実施に至りました。第2回目の会議の際には小山内代表理事を講師として「ファシリテーション技能研修」も実施しました。分科会では、その成果があり、課題を出し合うだけではなく、課題解決まで話し合えるグループワークができました。身近にロールモデルがいない女性消防吏員たちは、「女性消防吏員が働き続けるためには」「チカラが発揮できる職場環境とは」「救急隊員・救命士・消防隊員の現場活動について」の3つのテーマを基に、先輩の経験談を聞いたり、他の消防本部の現状を情報交換しながら交流を深めました。

次回は2月にふりかえり及び次年度に向けた会議が開催予定です。

 

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