青森市内8中学校で「防災教育プログラム」を実施

2019年度、青森市内8中学校において12回、「中学生防災教育プログラム~災害から命を
守る~中学生にできること~」を実施しました。

この事業はこくみん共済の助成金を採択し、男女共同参画の視点を取り入れた防災教育プロ
グラムを通して、次の3つの目的を目指し実施しました。
① 中学生が「人権や命の大切さ」、「考える力」、「判断し行動する力」、「生きぬく力」
を身につける。
② 中学生でも地域のために役に立つ力を持っているということを知ることで、地域への関
心や愛着信が生まれ、地域コミュニティの形成につなげる。そして、やがては地域で活躍す
る人財となっていく。
③ 地域に住む中学校が防災教育に取り組むことで、地域防災力の向上につなげる。
*実施要項
実施内容
各学校のニーズに応じて、A、B、Cパターンを提示しました。
Aパターン(50分)は、①導入「命を守った中学生の取組」、②シュミレーションクイズ)
「その時、自分はどうするか~考える力・判断力・生き抜く力~」。

北中学校「シュミレーションゲーム」

Bパターン(120分)は、Aパターン+「避難所運営体験」。

新城中学校「避難所運営体験」

避難所グッズ

Cパターン(2~3時間)
は、Aパターン+「避難所運営訓練(地域の方も含む)」。
*活動報告はコチラ
アンケート結果と成果
"■防災教育プログラム「中学生アンケート」結果より
アンケート調査の結果、Q.全体を通して「命の大切さ」を理解できたかという問いに対し、
「あてはまる」80.1%、「まああてはまる」が15.8%と答えている。また、今回の
目的である、「考える」「判断力」についても、90~95%の生徒が「あてはまる、まあ
あてはまる」と回答している。
*詳しくはコチラ

■防災教育プログラム「担当教職員アンケート」
実施校すべての教職員が「今後も防災教育プログラム実施したい」と回答している。
教員の立場から見た中学生の様子については、100%の教員が目的に対して、「あてはま
る」「まああてはまる」と回答している。
「実施しての感想」としては
・専門的な知識、理解を持った外部講師ならではの指導プロセス、教材活用は、私達教員が
行う防災教育とまったく違うアプローチであり、非常に効果的だった。
・生徒にも先生方にもとても良い経験になったと思う。1回きりで終わらせるのはもったい
ない。今年度の文化祭では、今回の体験に関する展示や防災レシピといったものも取り入れ
た。毎年少しずつ他の学年にも広がっていけばいいなあと思っている。
*詳しくはコチラ(集計)
*詳しくはコチラ(自由記述)
■「災害から子供たちの命を守る連携機関会議」意見交換会より
・普段の避難訓練では得ることのできない内容であり、全中学校に広げてほしい。
・体験型の内容は、防災意識の向上に向け成果が出ると感じた。
・防災教育は先生方ではなかなか教えることができない。このような専門的知識を持った地
域の人たちの力が大切である。

2020年度も継続して実施することに決定しました!!
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