戸隠ガールスカウトセンターで「防災スペシャルマイスター ~レンジャーにまかせて!~」の講師を務めました

2025年8月6日、戸隠ガールスカウトセンターで開催された「防災スペシャルマイスター~レンジャーにまかせて」において、男女共同参画地域みらいねっとは講師として参加しました。

本イベントは、公益社団法人ガールスカウト日本連盟様が主催するレンジャースカウト(高校生年代の少女会員)を対象とした防災がテーマの3泊4日のキャンプで、地域防災に役立つ実践的スキルとリーダーシップを身につけることを目的とした取り組みです。会場の長野県長野市にある戸隠ガールスカウトセンターには全国から約90人の高校生が参加されました。

当法人は、「防災に関する講演とワークショップ」を担当し、ジェンダー視点を取り入れた防災の講話、防災クロスロードゲームや簡単HUGなどのワークショップで、参加者の皆さまとともに多様性配慮の避難所運営や課題解決に向けたアイデア創出に取り組みました。

ワークショップでは、

  • 参加者同士の対話を通じた課題の共有
  • ワークを通じた互いの考え方の尊重
  • 安心避難所づくりをするうえで大切にしたいことの意見交換

などを行い、活発な議論が展開されました。

会場内には、王子コンテナー株式会社様のご協力により段ボールベッドとパーテーションを展示し、実際に「寝てみる体験」なども行いました。実物を体験することで、段ボールベッドの必要性を確信することができましたという感想もいただきました。

また、この日のお昼ごはんは、アルファ化米と缶詰などの盛り合わせを参加者の皆さんが配膳、動線の確保、ごみの処理なども考え、さながら避難所内での食事体験をしました。

参加された皆さまからは、

・学校の道徳の授業などでは避難所運営について「みんなで協力し合おう」といったことを学んだが、講話で避難所での性被害の話などこれまで聞いたことがなかった話を聞き、衝撃を受けた。
・避難所は窮地なので我慢するのは仕方ないことだと思っていたが、そうではないことがわかった。声を上げることが大事だと思った。
などの感想をいただきました。

本イベントの事前課題として、参加者の皆さまは防災の視点で地域社会に対して自分にできることを考えて、各自企画書を作成してきました。私たちのワークショップが企画のブラッシュアップに役立てていただければ幸いです。

次世代の防災リーダーの皆さまのご活躍を期待しています。

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