2025年度「ジェンダー視点を取り入れた防災教育」実施報告

2025年度日本郵便年賀寄付金配分助成金をいただき、「災害時の社会の脆弱性改善のための学校と地域をつなぐ防災教育事業」を実施しました。青森市内10校の中学校でのべ12回「ジェンダー視点を取り入れた防災教育」を実施しました。

地域の方と一緒に避難所での健康体操
目次

事業概要

災害時の地域コミュニティに課せられる役割が増加する中、地域防災の基盤となる自治会等の高齢化や、旧態依然の防災訓練など、多くの課題を抱えている。次世代の社会を担う子どもたちを対象とした「ジェンダー視点の防災教育」の定着化を図り、学校、地域、保護者が連携して取組むことで地域防災力の向上にもつなげます。

実施学校・パターン紹介

実施校日程パターン
南中学校(1学年・リーダー対象)7月29日(火)Cパターン
戸山中学校(全学年、地域住民)8月29日(金)Bパターン
南中学校(1学年、小学生)9月10日(水)Eパターン
浦町中学校(1学年)9月18日(木)Bパターン
浦町中学校(2学年)9月24日(水)Eパターン
甲田中学校(3学年、地域住民)10月22日(木)Eパターン
造道中学校(2学年、地域住民)10月28日(火)Eパターン
北中学校(2学年、小学生)10月30日(木)Eパターン
油川中学校(2学年)10月31日(水)Eパターン
浪岡中学校(1学年)11月5日(水)Bパターン
横内中学校(2学年)11月13日(木)Eパターン
油川中学校(1学年)11月21日(金)Bパターン



Aパターン60分防災シュミレーションゲーム  ①講話 ②防災シュミレーションゲーム ③ふりかえり
Bパターン90分防災クロスロードゲーム ①講話 ②防災クロスロードゲーム ③ふりかえり
Cパターン120分ジェンダー視点を取り入れた避難所運営体験 ①コロナ禍の避難者受入訓練 ②避難所及び要配慮者説明 ③講話 ④避難所ミニ体験・簡易トイレデモ、見学
Dパターン180分ジェンダー視点を取り入れた避難所運営体験 ①要配慮者の支援について考えるワークショップ、発表 ②講話 ③班別訓練(10のグループに分かれる) ④全体訓練(各班発表・エリア説明、簡易トイレデモ、避難所見学)
Eパターン120分ジェンダー視点を取り入れた避難所運営訓練 ①避難行動・受付 ②オリエンテーション(講話) ③班別訓練(避難所づくり) ④全体訓練(各班発表・エリア説明、簡易トイレデモ、避難所見学、避難所閉鎖)



班別訓練紹介

班別訓練では、発災から1週間後の避難所の環境整備を実施します。それぞれの班に分かれて、誰一人取り残さない避難所づくりに向け、意見を出し合い、工夫しあってスペース等を作り上げていきます。

訓練前の下準備。限られた時間充実した訓練を実施するためにはこれが大切!
総務情報班による避難者受入訓練
施設管理班による「居住スペース」づくり
乳幼児世帯班による赤ちゃんがいても安心して世活できるスペースづくり
器具庫を活用して衛生班による「男女別洗濯物干し場」づくり
避難所ルール班が共同生活の場である避難所のルールづくり
高齢者等要配慮者班がつくった「福祉トイレ」
総務情報班による「談話室」や「情報掲示板」づくり

実施しての感想

中学生コメント
・「中学生でも避難所の設営や運営の手伝いができることが分かりました。」

・「困っている人がいたら自分から声をかけて助けたいと思いました。」

・「高齢者や小さい子ども、障害のある方など、いろいろな人が避難所に来ることを考えて行動したいと思いました。」

・「車いすの人が通れるようにベッドの間隔を工夫するなど、配慮が必要だと学びました。」

・「自分より困っている人がいたら協力することが大切だと分かりました。」

・「自分たち中学生も地域の人と一緒に避難所づくりを手伝えると思いました。」

・「困っている人に『大丈夫ですか』『手伝いましょうか』と声をかけられる人になりたいと思いました。」

教員コメント

・「子どもたちは体験して初めて実感を伴って理解できたと思う。」

・「生徒たちが自分ごととして防災や避難所運営について考えることができる良い経験になった。」

・「中学生が運営側の視点で考え行動できる、すばらしい機会になったと思う。」

・「若い生徒が学ぶことで、いざというときの地域のリーダーになることを期待できる。」

・「グループワークで話し合いや発表を行い、普段見られない積極的な姿が見られた。」

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