2019年から3年間、青森市内の中学生を対象に「防災教育プログラム」を実施しました。ジェンダー平等や多様性配慮への気づき、防災意識の向上、「持続可能な社会の創り手」の育成という3つの目的に対し、実施後、どのような意識変容や行動変容につながったかを調査・分析し、成果を可視化しました。あわせて、災害に対する女性の脆弱性をいかに学校教育で軽減することができるかも検証しています。
目次
第1章 本調査の趣旨
- 男女共同参画の視点を取り入れた防災教育の経緯
- 「ジェンダー視点を取り入れた防災教育」の必要性
- 中学生の「防災教育プログラム」について
- 防災教育プログラム
第2章「避難所運営訓練(体験)」を通じた学習成果
Ⅰ 調査の概要
- 目的
- 調査の概要
Ⅱ 調査の結果
Ⅱ-1 中学生の気づきと学び
- 参加者の全体像
- 体験を通じての気づきや行動
- ジェンダー視点を取り入れた市民的態度の育成
- 意思決定の場に自ら参画する態度
- 災害や困難を乗り越えて生きていく態度
Ⅱ-2 教員の気づきと学び
- 防災教育について(現状)
- 学校における防災教育について
- 地域みらいねっとの「防災教育プログラム」につい
Ⅲ 参考資料「調査票(単純集計票付)」
- 中学生
- 教員
第3章 中学生の「防災教育プログラム」の成果と考察
- 中学生を対象としたアンケート結果から
- 教員を対象としたアンケート結果から
- おわりに