2024年度「ジェンダー視点を取り入れた防災教育」実施報告

2024年度「ジェンダー視点を取り入れた防災教育」報告

2024年度日本郵便年賀寄付助成金をいただき、「災害時の社会の脆弱性改善のための学校と地域をつなぐ防災教育事業」を実施しました。青森市内10校の中学校でのべ15回「ジェンダー視点を取り入れた防災教育」を実施しました。

目次

事業概要

災害時の地域コミュニティに課せられる役割が増加する中、地域防災の基盤となる自治会等の高齢化や、旧態依然の防災訓練など、多くの課題を抱えている。次世代の社会を担う子どもたちを対象とした「ジェンダー視点の防災教育」の定着化を図り、学校、地域、保護者が連携して取組むことで地域防災力の向上にもつなげます。

実施学校・パターン紹介

実施校日程パターン
古川中学校(2学年)5月30日(木)Cパターン
古川中学校(1学年)6月12日(水)Bパターン
造道中学校(1学年)6月27日(木)Bパターン
沖館中学校(2学年)7月8日(月)Eパターン
甲田中学校(3学年)7月9日(火)Eパターン
新城中学校(3学年・地域住民)8月21日(木)Eパターン
造道中学校(地域住民、教職員、生徒リーダー)8月22日(木)事前学習
荒川中学校(生徒、小学生)8月28日(水)Eパターン
浦町中学校(1学年)9月24日(火)Bパターン
沖館中学校(2学年、小学生)9月4日(水)Eパターン
浦町中学校(2学年)10月22日(火)Eパターン
造道中学校(2学年、地域住民)10月23日(水)Eパターン
甲田中学校(1学年)10月25日(金)Bパターン
浪岡中学校(1学年)10月30日(水)Dパターン
油川中学校(2学年)10月31日(木)Eパターン
Aパターン60分防災シュミレーションゲーム  ①講和 ②防災シュミレーションゲーム ③ふりかえり
Bパターン90分防災クロスロードゲーム ①講話 ②防災クロスロードゲーム ③ふりかえり
Cパターン120分ジェンダー視点を取り入れた避難所運営体験 ①コロナ禍の避難者受入訓練 ②避難所及び要配慮者説明 ③講和 ④避難所ミニ体験・簡易トイレデモ、見学
Dパターン180分ジェンダー視点を取り入れた避難所運営体験 ①要配慮者の支援について考えるワークショップ、発表 ②講和 ③班別訓練(10のグループに分かれる) ④全体訓練(各班発表・エリア説明、簡易トイレデモ、避難所見学)
Eパターン120分ジェンダー視点を取り入れた避難所運営訓練 ①避難行動・受付 ②オリエンテーション(講和) ③班別訓練(避難所づくり) ④全体訓練(各班発表・エリア説明、簡易トイレデモ、避難所見学、避難所閉鎖)

班別訓練紹介

班別訓練では、発災から1週間後の避難所の環境整備を実施します。それぞれの班に分かれて、誰一人取り残さない避難所づくりに向け、意見を出し合い、工夫しあってスペース等を作り上げていきます。

施設管理班が設置した「居住スペース」
情報掲示板
乳幼児世帯班は小さな子どもが居ても安心して過ごせるスペースづくり
乳幼児世帯スペースに設置したおむつ交換スペース
乳幼児世帯スペースに設置した「ミルクルーム」
衛生班が設置した「男女別物干し場」
総務情報班が設置した「情報掲示板」と「談話室」

実施しての感想

生徒コメント

・元気や力があるという点で、中学生の若い力を発揮できるかなと思いました。いい意味で中学生は大人と子供の間で、地域の核となり、退屈そうにしている子どもたちと遊んであげたり、支援が必要な大人たちの出来る限りの支援や心のサポートが出来るかなと思いました。

・自分の持っている資格とかを避難所などで使えることが初めて知りました。

・避難所が学校とかの場合中学生とかが大人よりも役に立つことがわかった。

・今回、このような体験をしたことによって実際にテントの設営などができることがわかりました。

・中学生こそ、動ける世代なので、大人に任せてばかりではなく自分たちから率先して動くことが大事だと思いました。避難所の運営に携わることは、避難してきた人の命を預かることになるので、災害関連死を1人も出さないために、積極的に動きたいです。

・今回の防災教育では、中学生の私達には簡易ベットやトイレを設置したり、お年寄りの方に寄り添うことができるということに気づきました。また、当日はボランティアの方がいらっしゃらないので、私達でどう回すか考えることができました。

・自分たち一人一人が協力し合い、互いに助け合うことで自分はなんにもないと思っていたけど地域の人達から見たらすごい助かってるんだろうなと感じ、自分から行動してみようと思いました。

教員コメント

実際の避難所を見て、驚いていたし、新たな発見ができているなぁと表情や感想から感じられた。  

・講話の時間は退屈そうにしていた。講話の大事な部分、覚えて帰っていってほしいポイントなどを完結にまとめて、それをワークシートに記入するなど、工夫できる面が多くあると思う。  

・話し合いをする場面ではしっかり話し合っている場面が多く見られた。しかし避難所設営はただやっているだけ、見学の時間も制限を設けないとただ遊ぶ時間になっていて、せっかく作った避難所を壊す生徒が少々見られた。

 ・生徒の感想発表から、予想以上に深く考えながら参加していたことに感心しました。  

・3年生がリーダーシップを発揮しようと頑張っており、それに協力しようとする態度が1・2年生に見られ、訓練全体を通してとてもよい雰囲気だったと思います。  

・グループごとに体験するだけでなく、その体験したことを共有することができたので、子どもたちも自分事として考えを深めることができたと思いました。

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