9月6日(日)、「女性防災リーダー育成プログラム2026」が開講しました。
本プログラムは、地域防災の担い手となる女性人材を育成し、学びを地域や職場での実践につなげていくことを目的に、2023年度から実施しているものです。
4年目となる今年度は、初めて参加するファーストステップコース10名と、第1期~第3期修了生を対象としたアドバンスコース18名の、計28名でスタートしました。
なお、本事業は、フェリシモ「もっとずっときっと基金」からの助成を受けて実施しています。
開講式・公開講座
開講式には、青森県防災危機管理課長、青森市危機管理課長にもご出席いただき、新たな受講生のスタートを見守っていただきました。
続く公開講座では、大阪公立大学大学院文学研究科准教授の菅野拓氏を講師に迎え、
「日本の災害対応をどう変えるべきか?~平時からのつながりが非常時に活きる~」
をテーマにご講演いただきました。
講演では、日本の災害対応が大きな転換期にあることや、行政だけで災害対応を担うのではなく、地域住民、NPO、企業、福祉・医療関係者など、多様な主体がそれぞれの強みを生かして連携することの重要性について、具体的な事例を交えながらお話しいただきました。
また、女性や子ども、高齢者、障害者など、さまざまな立場の人の声を災害対応に反映していくことや、異なる組織・分野をつなぐ人材の必要性についてもお話しいただき、これから地域防災に関わっていく受講生にとって、多くの示唆をいただく講演となりました。
熊本地震被災地支援活動を報告
午後はオリエンテーションに続き、当法人による熊本地震被災地支援活動の報告会を行いました。
小山内世喜子代表理事のほか、現地支援に同行した第1期修了生の吉田さん、澤田さんから、避難所での環境改善や現地で感じたこと、支援活動を通して得た気づきなどを報告しました。
子どもの居場所づくり、ごみ箱や玄関・下足スペースの改善など、実際の避難所での事例を紹介しながら、避難所を「生活の場」として捉えること、一人ひとりの尊厳が守られる環境をつくることの大切さを共有しました。
また、被災地での活動を通して、日頃から地域住民や行政、福祉・医療関係者、支援団体などが互いを知り、協力できる関係を築いておくことの重要性も改めて確認しました。
午前の公開講座で学んだ「多様な主体による連携」が、実際の被災地ではどのように求められるのかを考える機会にもなりました。
学びを地域での実践へ
「女性防災リーダー育成プログラム」は、知識を得るだけの研修ではありません。
講座や実践的な訓練、受講生同士の交流を通して、一人ひとりが自分の地域や職場でできることを考え、学びを行動へつなげていくことを大切にしています。
今年度は、これまでの修了生が学びをさらに深めるアドバンスコースも本格的にスタートします。修了生自身がプログラム運営に関わる「運営サポーター」の仕組みも取り入れながら、これまで培ってきた経験を次の担い手へつないでいきます。
新たに加わった第4期生の皆さんとともに、誰ひとり取り残さない地域防災の実現に向けて、これからの学びと実践を積み重ねていきます。



| 日時・会場 | 令和8年9月6日(日)10時~15時30分 アピオあおもり大研修室1 |
| 内容 | ◆開講式 ◆公開講座 「日本の災害対応をどう変えるべきか?~平時からのつながりが非常時に活きる~」 講師:菅野拓(大阪公立大学大学院文学研究科 准教授) ◆オリエンテーション ◆自己紹介・グループワーク ◆令和8年熊本地震被災地支援活動報告会 ◆運営サポーター説明・役割決め |

