防災ファシリテーションの基礎を知る大切さ

防災は災害を未然に防ぐ減災(被害抑止)や拡大(震災関連死など)を防ぐ被害軽減に加え、被災からの復旧までを考えなければいけません。しかし、どんなに準備をしていても、実際にはなかなか行動できない方は多いのではないでしょうか。

こちらでは、防災の知識と実際の行動をつなぎ、住民の主体性を生み出す防災ファシリテーションの基礎知識、ファシリテーター育成に必要なことを説明いたします。

防災ファシリテーションとは

防災ファシリテーションとは

私たちのまわりには、防災に関する多くの情報があふれています。そして私たちは、すでに数多くの防災知識を持っています。

しかし、実践する場がないため、緊急時に必要な知識をなかなか思い出せなかったり、知ってはいても行動に移すことをためらったりしてしまいます。それは、これまでは多くの防災訓練が「指示型訓練」だったため、主体性が発揮できなかったからと言えます。

そこで、知識と行動をスムーズにつなぐために役立つのが、防災ファシリテーションです。防災ファシリテーションではファシリテーターを中心に、参加者が「自分ならどうするか」を頭と心で考え、実際に行動を促すような機会を提供します。

ファシリテートできる人材を育成するために必要な3つの力

ファシリテートできる人材を育成するには、次の3つの力を避難所訓練(開設・運営)で高める必要があります。

参加者が考える場をつくる力

参加者が受け身ではなく、自ら考え行動するためには、活発に意見を交わせる環境をつくる必要があります。参加者の状態を見ながら、関係が深まるよう柔軟に工夫をしましょう。

多様な意見を受け止める力

防災では性別や年齢などを問わず、お互いを尊重し合う男女共同参画社会が前提となります。防災ファシリテーションでも、ファシリテーター自身が多様な意見を否定せず、引き出し、受け止める姿勢が必要です。

全体像を把握する力

多様な意見が出ても、バラバラのままでは実践できません。異なる意見を整理しつつ、各参加者が納得できる結論を出せるまでサポートするスキルも、高める必要があるでしょう。

防災ファシリテーション事業実績

防災ファシリテーション事業実績

一般社団法人男女共同参画地域みらいねっとでは、これまで多くの防災ファシリテーション事業に取り組んできました。

避難所訓練(開設・運営)の講習では、避難所開設から避難所づくりなどの実地訓練だけでなく、クロスロードゲームやグループワークによって、災害時の考え方や判断力について学ぶ機会も設けています。

中学生や高校生、若者から高齢者まで、どのような方でも実践できる自主防災の講習や研修の機会を提供いたします。

一般社団法人男女共同参画地域みらいねっとは、多様な人々がお互いに尊重し合い、安心できる地域社会づくりを目指しています。

男女共同参画の視点を取り入れた防災教育、避難所訓練(開設・運営)の講習なら、お気軽にご相談ください。

避難所訓練(開設・運営)の講習で自主防災組織の強化

団体名 一般社団法人男女共同参画地域みらいねっと
設立 平成29年4月3日
住所 〒030-0841 青森県青森市奥野2丁目1−18-505
電話番号 090-8789-2724
FAX番号 017-775-5313
Email g.mirainet@gmail.com
Webサイト https://aomori-mirainet.com/