~青森から全国へ、女性防災リーダーの実践と地域防災の取組を発信~
一般社団法人男女共同参画地域みらいねっとは、2026年10月17日(土)・18日(日)に鳥取県倉吉市で開催された「ぼうさいこくたい2026 in 鳥取(防災推進国民大会2026)」に参加し、10月17日(土)に2つのセッションを通じて、青森で取り組んできた地域防災や女性防災リーダーの育成、全国のネットワークを生かした被災地支援の実践を発信しました。
当法人主催のセッションでは、青森市や地域住民と連携して実施したモデル事業の成果を紹介。また、全国6団体による「ジャパン女性防災リーダーの会」のセッションでは、女性防災リーダーの活動や、災害時に地域を越えて支え合うネットワークの重要性について共有しました。
① 多様な住民が参画する地域防災につながった『モデル事業』の紹介
日時: 2026年10月17日(土)16:30~18:00
会場: エースパック未来中心 セミナールーム3A
主催: 一般社団法人男女共同参画地域みらいねっと
当法人が主催したセッションでは、令和7年度に青森市や町会等と連携して取り組んだ、内閣府「官民連携による避難所運営の質の向上強化事業」の成果について報告しました。
登壇したのは、青森市総務部危機管理課の高橋秀太さん、青森市やはぎ町会副町会長で女性防災リーダー育成プログラム修了生の澤田文子さん、当法人代表理事の小山内世喜子です。
本事業では、2回の事前研修、避難所運営の実証訓練、ふりかえりを通じて、行政と地域住民がともに学び、考え、実践する取組を進めてきました。
セッションでは、訓練を通じて明らかになった課題が青森市の避難所運営マニュアルの改定に反映されたことや、地域住民の主体性を尊重した取組によって、女性を含む多様な住民が参画しやすい環境づくりが進んだことなどが報告されました。
また、地域住民の立場からは、実証訓練をきっかけに、自分たちで考え、行動する防災活動へと取組が広がったことが紹介されました。
後半の意見交換では、女性の参画を増やすための工夫や、行政と地域住民の協働を進めるうえでのNPOの役割などについて、活発な議論が交わされました。
今回の実践を通じて、避難所運営の質の向上だけでなく、地域防災の担い手育成や住民同士の関係づくりにもつながったことを、全国の皆さまと共有することができました。
また、今回のぼうさいこくたいには、現在開講中の「女性防災リーダー育成プログラム2026」のアドバンスコースから、希望者9名が参加しました。
参加した受講生の皆さんには、当法人主催セッションの運営にもご協力いただきました。全国の防災関係者が集まる場に参加し、セッション運営を経験することは、学びを深めるとともに、今後の活動につながる貴重な機会となりました。
避難所運営訓練は、災害への備えであると同時に、人を育て、地域のつながりを育む機会でもあります。平時から多様な住民が参画し、互いの立場を理解しながら協力できる地域づくりの重要性を、改めて確認するセッションとなりました。
セッション詳細はこちら(ぼうさいこくたい2026公式サイト)
https://bosai-kokutai.jp/2026/s-24/
※アーカイブ動画は公開され次第、こちらに掲載します。






② 「インフラ中心の防災」から「生活・尊厳・多様性を確保する防災」への転換
~女性防災リーダーを核とした防災のアップデート~
日時: 2026年10月17日(土)12:30~14:00
会場: 倉吉交流プラザ 第3研修室
主催: ジャパン女性防災リーダーの会
全国6団体が育成した300人以上の女性防災リーダーが、学び合い、協働・交流を続ける「ジャパン女性防災リーダーの会」によるセッションに、当法人も参画しました。
セッションでは、青森、愛知、大阪、愛媛、高知、熊本など、全国各地の女性防災リーダーの実践を紹介し、女性防災人材の育成や地域での活動、被災地支援におけるネットワークの役割について意見交換を行いました。
当法人からは、これまで3年間で87名の女性防災リーダーを育成してきた取組と、令和8年に熊本県宇城市で実施した被災地支援活動について報告しました。
熊本での支援活動では、避難所の生活環境改善や被災者に寄り添う支援に取り組むとともに、全国の女性防災リーダーとのつながりが、現地での協働や活動の広がりにつながったことを紹介しました。
意見交換では、女性防災リーダーが研修修了後も地域で活動を続けていくための仕組みや、仲間づくり、行政との連携のあり方などについて、それぞれの地域の経験が共有されました。
各地域で活動の方法は異なりますが、共通していたのは、女性防災リーダーを育成するだけでなく、一人ひとりが持つ力を発揮できる環境と、活動を支え合うネットワークをつくることの大切さです。
災害時には、施設や物資などのインフラだけでなく、避難生活を送る人々の尊厳や多様なニーズを大切にした支援が求められます。
そのためにも、平時から女性を含む多様な人々が地域防災に参画し、地域内外のつながりを育てておくことが重要であると、改めて感じる機会となりました。
セッション詳細はこちら(ぼうさいこくたい2026公式サイト)
https://bosai-kokutai.jp/2026/s-50/
※アーカイブ動画は公開され次第、こちらに掲載します。



平時からのつながりを、災害時の力に
今回の2つのセッションを通じて、地域防災における多様な住民の参画と、平時からの人材育成、ネットワークづくりの重要性を全国の皆さまと共有することができました。
青森市や地域住民とともに積み重ねてきた実践、そして全国の女性防災リーダーとのつながりは、当法人の大切な活動の基盤となっています。
また、現在女性防災リーダー育成プログラムを受講しているアドバンスコースの皆さんが全国規模の防災イベントに参加し、運営に携わったことも、今回の大きな成果の一つです。
みらいねっとは、これからも行政、地域住民、NPO等との連携を大切にしながら、女性を含む多様な人々が主体的に参画できる地域づくりと、誰ひとり取り残さない地域防災・被災者支援の実現に向けて取り組んでまいります。
セッションにご参加いただいた皆さま、登壇者の皆さま、開催にあたりご協力いただいた関係者の皆さまに、心より感謝申し上げます。

