10月24日(土)、「女性防災リーダー育成プログラム2026」第3回研修をリンクステーションホール青森で開催しました。
今回は、前回の研修をふりかえるワークショップに続き、災害時の多様性への配慮、女性防災リーダーの実践とネットワーク、避難所運営訓練に向けた研修などを行いました。
災害時の多様性配慮を学ぶ ~災害とLGBTQ~
午前は、弘前大学男女共同参画推進室専任教員の山下梓さんを講師に迎え、性の多様性に関する基礎知識や、性的マイノリティの方々が平時から直面している偏見や差別、制度上の課題について学びました。
また、東日本大震災や熊本地震などでの被災経験を通じて、同性パートナーが家族として認識されないことへの不安や、トイレ・入浴、支援物資の受け取りなど、災害時に直面するさまざまな困難について理解を深めました。
Mentimeter(メンチメーター)を活用したグループワークでは、「災害時に性別や世帯を単位として分けられるもの・こと」を考えた後、「誰もがためらわずに避難でき、尊厳を持って暮らせる避難所にするためにできること」を話し合いました。
誰もが利用できるトイレの設置、プライバシーを確保できるスペースの確保、避難者カードの性別欄の見直し、相談しやすい環境づくりなど、具体的な工夫が挙げられました。
受講生からは、「性の多様性について理解が深まった」「平時から多様な人々がいることを認識することが大切」といった気づきが寄せられました。
災害時に初めて配慮を考えるのではなく、平時から多様な人々の存在を認識し、一人ひとりの声に耳を傾け、誰もが安心して支援を受けられる環境を整えておくことの大切さを学びました。
女性防災リーダーの実践と災害時のつながり
午後は、当法人の小山内代表理事が講師を務め、女性防災リーダーの実践と災害時のネットワークについて学びました。
はじめに、第2期修了生で「南部女性防災ネットゆいっこ」副会長の田中ひとみさんから、団体設立の経緯や地域に根差した防災活動、仲間とともに取り組んできた実践についてご紹介いただきました。
続いて、修了生ネットワーク「GECM-net」を活用した情報共有と連携について、令和7年12月の青森県東方沖地震や、その後の地震・大雨災害への対応事例を交えて紹介しました。
修了生から寄せられた地域の情報を現地確認や関係機関との情報共有につなげるなど、平時から築いてきたネットワークが災害時の行動に生かされていることを共有しました。
受講生からは、「仲間がいることに安心と心強さを感じた」「ネットワークを生かして行動することが大切」といった声が寄せられ、日頃からのつながりの重要性を改めて確認する機会となりました。
避難所運営訓練に向けたレイアウト検討会
最後に、11月15日(日)に弘前大学で実施する避難所運営訓練に向けて、避難所のレイアウトを検討するワークショップを行いました。
年齢や性別、障がいの有無、家族構成など、多様な避難者に配慮した避難所のあり方について考え、実際の訓練につなげるための事前研修となりました。
今回の研修では、多様な人々の声に耳を傾けること、そして平時からの学びやつながりを災害時の行動につなげることの大切さを学びました。
今後も、受講生一人ひとりが地域や職場で実践できる力を育んでいきます。
| 日時 | 令和8年10月24日(土)9時30分~15時30分 |
| 会場 | リンクステーションホール青森 4階 小会議室(1) |
| 主催 | 一般社団法人男女共同参画地域みらいねっと |
※本事業は、フェリシモ「もっとずっときっと基金」の助成を受けて実施しています。




