女性自身のマインドアップにつながる女性リーダー育成

女性リーダー育成に注目が集まっている中、女性リーダー像とその役割、また女性リーダーならではの悩みについてご紹介します。

女性の社会進出が進み、女性が生み出す経済力が高まっています。女性のニーズを掴んだ商品やサービスの提供が不可欠になった今、従来通りのリーダー像だけで務まるでしょうか。

男性だけで構成される組織では、女性のライフスタイルや心理を具体的に想定するのが困難です。そのため、女性リーダーは、日本において家計支出のうち購買決定権を持つ7割の女性が何を考え、何を求めているかなど、女性顧客のニーズに応じた商品開発や販売戦略を考える上で、多くの消費者に近しい感覚を持った女性の視点は重要になります。

また、女性社員が増加している企業では、女性社員の現状や要望を拾い上げ、働きやすい環境を整える女性リーダーが必要です。

結果として、企業全体のパフォーマンスを高める役割も期待されていますので、公平かつ、日ごろからコミュニケーションを大切にし、周囲への気づかいと公正さ、そしてときには潔い決断を下すことができる人物が求められています。

多くの女性リーダーが抱える悩みには次の3つがあります。

自分自身のスキル不足への不安

リーダーとしての判断力やプレゼンテーション能力、マネジメント力に自信のない女性リーダーは少なくありません。

また、上手くいかないときに「女性だから」と否定されるシーンもあり、それも女性リーダーを悩ませます。

一般社団法人男女共同参画地域みらいねっとでは、女性活躍推進や女性リーダー育成事業に取り組んでいます。女子学生や女性職員、地域リーダーを対象に講習を実施して、女性リーダーとして自信をもって活躍できるよう支援しています。

自分自身を振り返り、強みと魅力を見つけられれば、あと1歩だけ自分を前に出してみる勇気が湧きやすくなります。男女共同参画の推進や実現を目指した事業は、「すべての女性が輝く社会づくり」の土台となるでしょう。